集合と位相

第2講 写像

写像 $X$,$Y$ を集合とするとき,各 $x\in X$ に対して唯一つの $y\in Y$ を対応させる規則 $f$ を $X$ から $Y$ への写像といい,
$f:X\to Y,\quad x\mapsto y$
あるいは
$f:X\to Y,\quad f(x)= y$
のように表す. このとき,$X$ を $f$ の定義域といい,$\mathrm{Dom}(f)$ と表す. また,$f(x)$ のとり得る値の集合を $f$ の値域といい,$\mathrm{Range}(f)$ と表す:
$\mathrm{Range}(f)=\{\,f(x)\in Y\,|\,x\in X\,\}$
全射,単射,全単射 $X$,$Y$ を集合とする.
恒等写像,合成写像,逆写像
像と逆像 $X$,$Y$ を集合,$f:X\to Y$ を写像とする.