実数

第4講 実数の定義

上限性質 順序集合 $X$ における上限性質とは
$X$ の上に有界な空でない部分集合は上限をもつ
という性質のことをいう.
実数の定義
上限性質をもつ順序体を実数体といい,$\mathbf{R}$ と表す.$\mathbf{R}$ の各元を実数という.
定義から導かれるいくつかの重要な事実を以下に挙げる: